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Halloween2007

「桂木弥子魔界探偵事務所のハロウィン風景」

 

 

 

ある日事務所に行くとネウロが鳥頭に戻っていた。

 

「うわっ!どうしたのネウロ、『謎』でも見つけたの?」

 

 

 

「まあ座れ。・・ところで、貴様等人間共の世界には“ハロウィン”なる祭りがあるそうだな」

「え、うん・・。あと、クチバシ刺さってるんだけど」

「刺しているのだ」

「・・・・・・・・」

「その“ハロウィン”とやらは、仮装などして楽しむようだな」

「うん、そうみたいね、私も良く知らないけど。・・・痛たたた、血が出てきた!」

「喜べ。今日は我が輩が貴様のために仮装道具を用意してやった」

「えっ!?」

 

 

 

「そら、被ってみろ」

「えっ、ちょ、ていうか、ネウロの鳥頭じゃん!なんでコレ・・ふがもご」

「フハハハ。この様なハリボテが我が輩の頭部であるわけが無いだろう。これは貴様用に作った玩具だ」

「わざわざ作ったの!?んで自分で被ってたの!?て、突っ込んでる場合じゃなk・・もがもが。」

 

 

 

 

「おお素晴らしい。我が貧相なる奴隷もこの仮装だけで幾分か見られるようになったではないか。」

「・・・・・・・・ネウロ、凄く重いんだけど・・・・。」

「フハハハハ。それはそうだろう。スカスカの貴様の脳の上に、ハリボテとは言え我が輩の頭脳が乗っているのだからな」

「・・・・・・・・・・(コイツ・・)。」

 

 

 

「・・・・・(ハッ!ひらめいたァ!!)」

※弥子。

 

 

 

「ねえネウロ、ちょっと座って」

「なんだ突然」

「いいからいいから(ふふふ・・)」

ぐさっ。

「あっごめん。このハリボテ、遠近感つかめなくて。クチバシ刺さっちゃった(・・・・日頃の恨みを晴らすチャンス!えいっ)」

ぐさっ。

「ごめーん。どうも重くてフラフラするなぁこれ(・・えい!)」

ぐさっ。

 

「フハハハ。やはり貴様ごときにその頭部は荷が重過ぎるようだな」

「あははは(あれっ?笑ってる?これ位の仕返しはOK!?・・えいっえいっ!)」

ぐさっ。ぐさっ。

「フハハハハ」

「(何か、楽しくなってきた!)」

ぐさっ。ぐさっ。ぐさっ。

「フハハ・・」

 

 

 

「・・・調子に乗るな、このウジムシが」

「・・・・・・・・やっぱり。」

 

 

おわり。

 

 

ここまで見てくださってありがとうございました!起承転結のきの字も無いストーリーですみません;

自分の文章の中のネウロと弥子が、どうしてもネウロと弥子に見えなくてメチャクチャ凹んでます・・。

 

 

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